2006.11.18 【 「窓辺の白い花」 PV披露試写会 & LIVE 】
=本日はこの「窓辺の白い花」のPVでのカメラワーク、編集、監督を手がけてくださった谷さんが、愛媛からお越しくださっています!
naomi.k「栃木へようこそ。本当にどうもありがとうございます。」
= 拍手 =
=また、作曲者の石井妥師さんも、お越しくださっています!
naomi.k「お忙しいところ、どうもありがとうございます。」
= 拍手 =
=さて、これからいよいよPVを観るわけですが、どこか観るにあたってのポイントというのはありますでしょうか?
谷「そうですね、どこというよりは、曲の雰囲気が良かったので、それを出来るだけ壊さないように
雰囲気を作り上げていったつもりです。」
naomi.k「撮ってる最中の映像も含めて完成作品をまったく見ていないので、今からみなさんと本当にはじめて見ます!」
谷「mixiの日記でアップした静止画像を3枚くらいしか見せてないですもんね。」
naomi.k「なので、とてもドキドキしています。でも石井さんはドキドキしていないって、さっきおっしゃってました(笑)」
=ドキドキしてないんですか?(笑)
石井「いや、ドキドキはしてないですね(笑)楽しみですね。」
試写開始 〜 試写終了
= 拍手 =
=みなさん、どうでしたでしょうか。naomiちゃん、どうでしたか?
naomi.k「ちょっと…感動してしまって… えっと、ちょっと号泣しそうなので、時間をもらえると非常に助かります〜」
= 会場内 笑 =
=ええと、naomiちゃんが考えてる間に(笑)、観に来てくださったみなさんに、せっかくなので感想を聞いてみましょう!
K「ゾクゾクしました。光がすごくきれいでした」
I「流れている空気がすごく素敵でした」
M「特に女の子が口ずさんでいるところが印象に残りました」
naomi.k「あのシーンは本当に良かったです。横から撮影しているのを観ていて、とても感動しました。」
H「早くテレビでオンエアされないかなと思いました」
F「空の青が吸い込まれる感じがしました。私もウルッときてしまいました」
A「石のアーチのところで雲をバックに歌うのが良かったです。
…あの、naomiちゃんにセーラー服を着せるというのは考えなかったんですか?」
谷「 それは… ちょっと… 」
=…ええ、自主規制してマイクを向けるの、止めます(笑)
= 会場内 笑 =
O「本人もよかったですが、校舎の質感が良かったですね。赤いブランコも良かったですね」
=違う色味が良かったですよね。スタジオを手伝ってくれている高校生ギターリストのまっつん、どうでしたか?
まっつん「すごくキレイでした。…と、言えば丸く収まるって、せんむが言ってました。」
= 会場内 笑 =
=作曲者の石井さん、どうでしたでしょうか?ご感想は。
石井「場所の選択も良かったですし、naomiの一番いい表情が出てましたね。笑顔とか自然だし。
飾らない感じで、よくここまでもっていったなと。」
=映像をあれだけつないでいるのに、どれもよかったですよね。素晴らしい、監督さん。naomiちゃん。
石井「あの校舎をなぜ撮影場所に?」
谷「あの校舎は他の撮影にも使われていて、実績があって話をしやすかったということで選びました。
実はもうひとつ候補があったのですが、実際行ってみたら少し寂しい感じがしたので、こちらに決めました。」
=あの校舎は現在も?
谷「使われています。そのため、8月の夏休み中の撮影になりました。」
naomi.k「ちょうど1年前の11月に、先輩ミュージシャンであるYanさんが、「弟がPVに興味があるようなので、もし良かったらどうですか?」と
言ってくださったのが、このPVのきっかけだったのですが…」
=1年越しの作品ですね。
naomi.k 「メールでやり取りをしていて、春に東京ではじめてお会いした時に、校舎で撮影する内容の打ち合わせをしまして、
それからずっと夏休みになるのを、いろいろな気持ちで待っていました。」
谷「撮影当日はとても暑かったのですが、曲の感じから暑さは出したくなかったので、画面から消すようにしました」
石井「そうですね。出てないですね。」
=撮影の前日には、台風がなんと3つも接近していたんですよね。
naomi.k「飛行機が飛ぶのか、空港で待ちながら本当に心配でした」
=もし天気が悪かったら、というのは何か想定されていたのでしょうか?
谷「雨が降ったら、外の撮影は出来ないので、一応考えてはいたのですが…」
石井「でも雨でも出来ないことはないですよね」
谷「小雨くらいだったら、まあ何とかなるでしょうが…」
=台風なわけですからね。しかも3つも!
naomi.k「そのかわり教室で服のすそが風に吹かれているのは、自然の風でああなってくれて。良い影響かなと。」
谷「別に何かであおいだわけじゃなく、窓を開けたら風が、本当に自然にパーッと。」
naomi.k「この曲のために友人が手作りしてくれたものを衣装にすることに決まって、
それがふわっと風になびいたりするといいですね、なんて打ち合わせしていたのですが…」
谷「いい感じになびいてましたね。」
石井「撮影に当たって何かポイントはあったのですか?」
谷「やっぱり一番は表情ですね。2日間でけっこう歌ってもらったのですが、ずっとテンションを上げてもらっていたので
大丈夫かなと思っていたのですが…」
naomi.k「休憩中、何回か倒れてました(笑)」
谷「場所の雰囲気というのがとても良くて、普段と違う空間でその空気に引きずられるところがあって、すごく表情が良かった。
その部分を出したかったですね。」
naomi.k「1日目が校舎で、2日目が公園と室内という撮影場所しか聞いてなくて撮影に望んだので、
何を撮るのか、どうすればいいのかは、私自身は全然分かっていませんでした。」
谷「イメージとしては頭の中にはありましたが、あとはその場で考えながら進めていました。」
naomi.k「とにかくいろんな場所で1曲通して歌うんだなと思って、ただ純粋に歌いました。あと歩いたり、
花びんを置いたりというのはありました。あとはアンニュイな感じでというのが…(笑)」
谷「遠くを見つめる感じでと(笑)あとは笑ってほしいと言いました。一番最後に使いたかったシーンなので。
明日へ向かって頑張ろうというような。」
naomi.k「実は、撮影が始まって3回目に歌ったあたりからちょっとスーッと持ってかれてしまって…
歌い終わって我に返ると記憶がないんだけど、体が動いていた余韻はあるみたいな。少しこわかったというのはありました」
=感覚があるのが分かっただけ、いつもよりは良かったね。
naomi.k「私、透けてるんじゃないかなぁ…大丈夫かなぁ…と心配でした。」
谷「いや、透けてたらその時は回さず止めますので…大丈夫です(笑)」
=会場内 笑 =
=一番苦労した点というのは何かありますか?
naomi.k「苦労…」
谷「一番最後の撮影シーンでしょうかね。」
naomi.k「あ…」
谷「撮影の一番最後に、歌うシーンを室内で撮ったのですが、撮り終えた後にそのまま泣き崩れてしまって…」
naomi.k「30分くらいは泣いてました…よね?」
谷「いや、もっとですね。」
naomi.k「もっと!?あんまり覚えてないんですよ…」
石井「それはなんで泣いたの?」
naomi.k「窓辺はいつも1回聴いただけでも、ぐっときてしまうのに、2日間に渡って何回も歌ったので…」
谷「これが最後の撮影シーンですと言ってから回したので、たぶんそれで…」
石井「あー、なるほど。」
naomi.k「そうなんです。そこでたぶんドカーンと…」
谷「映像の仕事仲間の部屋を借りて撮影したのですが、撮影していたときはご家族もいらっしゃって、
2階から息子さんも降りてきて、何かしたの…?みたいな空気になってしまって、いや…何もしてません…みたいな(笑)」
naomi.k「それは苦労ですね…」
谷「そういう意味での苦労はありましたけど(笑)あとは特にありません。」
石井「もう1度観てみたい感じですね。」
=そうですね。それではもう1度、観てみましょうか。
= 拍手 =
naomi.k「あの、その前にひとつだけ…」
=はい。
naomi.k「このPVを撮影することが決まって、ひとつだけ思っていたことがあって。
それは、耳の聴こえない人にこの曲を伝えたい、と。そのための映像だと思って、撮影に望みました。」
=それは、監督の谷さんには伝えていたのですか?
naomi.k「いえ。誰にも言っていません。完成したものを観てから言おうと、思っていました。
一人で愛媛へ向かったので、当時の私の状況から、もし飛行機の中で過呼吸になったら…とか、
帰ってこられないかも…という不安もあったのですが、それでもいいと、この曲を伝えたいと、思いました。」
石井「映像に、出てた?」
naomi.k「出て…ましたよね?」
石井「…うん。出てたんじゃないかな?」
naomi.k「…そうだといいなと、思います。」
石井「じゃあ、その辺のポイントを押さえつつ、もう1度観てみましょうか。」
=そうですね。今日は、どうもありがとうございました。
naomi.k「本当にどうもありがとうございました。」
= 拍手 =
(C)Yotsuba Records